仕事内容・働き方

仕事内容

獣医師

    • 救急診療

      様々な不安を抱えた飼い主様とともに来院した動物たちの状況を、的確に評価・判断を行い、必要な処置・管理を施します。20:00~29:00の勤務時間のうち、診療受付時間は21:00~27:00で、全身麻酔を伴う外科処置の場合には4人以上のスタッフの元で安全に行う決まりとなっています。充実の大学の設備を用いての検査や集中治療管理ができるなど、我々にも飼い主様にとっても当協会ならではのメリットがあります。勤務にはかかりつけ医への紹介状の作成や、大学へ提出する日報の記入などの事務作業も含まれます。

  • 動物看護師

    • 診療の補助

      救急症例に対し各種検査の準備、採血・投薬の補助、動物の保定など、診療の補助全般を担います。
      夜間救急では、時にたくさんのペットの診療を同時に手掛けることもありますので、スピーディかつ正確に業務を進めることが求められます。
      また、不安でいっぱいの飼い主様に寄り添い、サポートできるよう努めることも診療の補助になります。

    • 事務作業

      夜間救急病院には、ペットが急に具合が悪くなってしまいお困りの飼い主様からの電話がたくさんかかってきます。まず最初の窓口となる重要な役割です。それに対し落ち着いた対応で少しでも安心してもらえるよう配慮するのも動物看護師のお仕事です。また、診療後のお会計など事務作業も看護師が行っています。

    • 医療機器の点検

      救急病院には麻酔器や酸素吸入器、生体モニターなどさまざまな機器が揃っています。一つひとつの機器が救急診療にとって大変重要な役割を持つものですので、いつでもすぐに使用できるよう毎日入念に点検を行います。

獣医師・動物看護師の働き方

  1. 20:00~21:00勤務開始

      出勤したら、前日までに起こったことなどの申し送りを確認します。
      ひととおり状況の把握ができたら始業点検・受付対応などを行い、救急の連絡の入電を待機します。

  2. 21:00~27:00夜間診療

  3. Step1飼い主様からの入電

    急に体調を悪くしてしまったペットたちの飼い主様から、電話で連絡が入ります。
    基本的には動物看護師が電話の対応をしますが、繁忙時は獣医師が対応することもあります。

  4. Step2電話でのヒアリング

    ペットが今どのような状態であるか、どれくらい前から症状が発生しているか、直前に何を食べたかなどを飼い主様にヒアリングします。
    すぐにできる応急処置があれば伝え、当院までお越しいただく場合は到着時間の目安を確認します。

  5. Step03来診・診療開始

    飼い主様にペットと一緒に診察室に入っていただき、症状に応じて必要な検査・処置・治療について説明します。
    飼い主様の同意が得られれば、実際に検査・処置・治療を進めます。

  6. Step4診療終了

    診療後、大事を取って朝までは当院でお預かりして、翌朝にお帰りいただきます。必ずかかりつけの動物病院に受診するようお願いいたします。

  7. 29:00勤務終了

      日報記入・麻酔処置・重症患者管理などを行い、退勤時間が来たらその日の勤務は終了です。
      引継ぎ事項などをしっかりまとめてから退勤します。

さまざまな働き方

  • ダブルワーク

    昼間は他の動物病院に勤務したり、ご自分で開業されている動物病院で診療を行った後に、夜間のみ当院で勤務されている方もいらっしゃいます。
    ダブルワークをされる理由はさまざまですが、昼間のお仕事とうまくバランスを取りながら夜間に働いていただくことが可能です。
    例えば「昼間に勤務している病院で、どうしても診療が長引いてしまい、夜間の診療開始時間に間に合わない」ということがあった場合も、当院には複数名の獣医師が在籍していますので、連絡さえ入れていただければ大丈夫です。
    勤務開始時間もご都合に合わせることができますので、ぜひご相談ください。

  • 研究との両立

    昼間は大学などで研究をされている方の中には、「自分で臨床を経験しておきたい」「動物医療の現場の空気に触れていたい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
    当院では夜間だけの勤務になりますので、研究を終えた後に診療にあたっていただくことが可能です。
    スケジュールのご都合なども随時ご相談いただけましたら柔軟に対応いたしますので、ぜひご検討ください。

  • 子育てとの両立

    「子育てをしながら仕事をする」が可能なチーム運営を、私たちは目指しています。
    獣医師、動物看護師ともに動物医療業をライフワークとしたい熱い思いがありながらも、ワークライフバランスの点から、働くことを我慢する方に対して、私たちはサポートします。 例えば、夜勤に関して、夜はご家庭で子どもを見てくれるパートナーがいれば、働きやすいということがあります。
    働く日数に関しては、週3日以上の勤務から常勤として基本給支給の就労が可能です。
    ご家庭の扶養の範囲内での働き方をご希望の場合は、週1~2勤務での就労が可能です。
    場合によっては、月1~3回勤務でも私たちは働く場を提供できるでしょう。
    子どもの成長を見つめながら働きたい方を、私たちは応援します。