大阪府の夜間救急動物病院『一般社団法人りんくう動物救急医療協会』

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「最新の論文よりも、大切なことがある」- RAEMAが追求する、対話から始まる、本当の救急医療

「あの時、もっと話を聞いていれば…」そう後悔した夜はありませんか? 最新の論文を読み込み、CTや超音波の技術を磨き、最善の治療法を提案する。それは、獣医師として当然の責務です。 しかし、どんなに正しい医療を提供しても、心のどこかに、こんな後悔がよぎることはないでしょうか。

「不安で震えていた飼い主様に、もっと優しい言葉をかけられたのではないか」 「パニックになっていたあの人の言葉の中に、診断の重要なヒントが隠されていたかもしれない」

私たち、一般社団法人りんくう動物救急医療協会(RAEMA)は、「最高の医療技術」と「最高の対話」が両立して初めて、本当の救急医療は完成すると信じています。

この記事は、RAEMAがなぜ「対話」を医療の中核に据えるのか、その理由と実践についてお話しします。

-なぜ、夜間救急でこそ「対話」が命を救うのか

深夜、愛する家族の異変に、飼い主様は冷静ではいられません。その極限状態において、私たちの「対話」は、単なる精神的なケアに留まらない、極めて重要な医療行為となります。

言葉が、診断の精度を上げる

▶飼い主様の混乱した話の中から、本質的な情報を引き出す「傾聴力」。それは、検査機器が映し出せない、病態に至るまでの重要な文脈を私たちに教えてくれます。「いつから」「何を」「どんな様子で」。丁寧な対話こそが、診断への最短ルートを照らし出すのです。

信頼が、治療効果を高める

▶私たちの言葉一つひとつが、飼い主様の不安を和らげ、信頼を築きます。そして、その信頼関係こそが、治療への同意(インフォームド・コンセント)を円滑にし、退院後のケアに対するコンプライアンスを高める。結果として、それは一頭の動物の救命率に直結するのです。

-「最高の対話」を支える、RAEMAだけの環境

RAEMAには、獣医師が安心して「対話」に集中できる、他にはない環境と文化があります。

チーム診療が、時間と心の余裕を生む

▶ RAEMAでは、常に複数の獣医師・動物看護師が連携します。一人が処置に集中している間、別のスタッフがじっくりと飼い主様の話を聞く。この役割分担が、質の高い対話と医療の両立を可能にします。

大学連携が、言葉に「自信」と「説得力」を与える

▶ 大阪公立大学や敵的なカンファレンスによる知識のインプットという学術的背景があるからこそ、私たちは常に最新の知見に基づいた説明ができます。その自信が、飼い主様の安心に繋がるのです。

地域連携が、「対話」の場を広げる

▶ 私たちの対話の相手は、飼い主様だけではありません。かかりつけ医への丁寧な引継ぎ。このプロフェッショナル同士の対話を通じて、私たちは地域全体の獣医療の信頼を紡いでいます。また、他院との兼業も可能なため、将来の情報連携スキルの向上にも繋がります。

-技術も、心も。獣医師として、人として成長できる場所へ

RAEMAが求めるのは、病気を診るだけでなく、動物と、その向こうにいる人の心を深く思いやれる獣医師です。

夜間診療としては最高峰に働きやすい環境の中で、心に余裕を持ち、目の前の命と、そして飼い主様一人ひとりと、誠実に向き合う。技術の追求に、あなたの温かい心を加えることで、あなたの獣医師としてのキャリアは、もっと豊かで、もっと誇らしいものになるはずです。

大阪の夜間獣医師として、安心を創る仕事に踏み出しませんか?

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